植物の選択
植物は、植栽する場の環境に合うものを選択する必要があります。
陽の良くよくあたるところを好む植物(陽樹)と日陰を好む植物(陰樹)が
ありますし、潮風に強い植物、湿気に弱い植物など、植物を生き生きと育てるには、
その性質を良く知り適所に植えることが大事です。
近隣に植わっている樹木等植物を良く観察し参考にすると良いでしょう。
陽樹で潮風に強い植物
ドラセナ(陽樹)
オリーブ(潮風に強い樹木)
ブラシノキ(陽樹)
日陰に向く植物
低木と下草
中高木を配したら、次に低木を添えます。
主となる樹木とのバランスを良く考えて、相性の良いものを選びます。
また下草はできるだけ宿根草を選ぶことで管理が楽になります。
宿根草は、常緑のものもありますが、葉が枯れてしまっても根が残りまた翌年芽を出します。
地面を覆うように広がっていくようなグランドカバーに適した下草もあります。
芝生はその代表的なものです。
常緑の玉竜とかヒメイワダレソウなどの踏まれても丈夫な強い植物は、
アプローチや園路等の踏み石の間に植えると自然な雰囲気を醸し出すことができます。
ブルーベリー(落葉低木)
カシワバアジサイ(落葉低木)
ヒメイワダレソウ(地被植物)
一才ズイナ(落葉低木)
ギボウシ
ローズマリー
アガパンサス
クリスマスローズ
ツワブキ
ヤブラン
メンテナンス
庭もまた建物同様つくって終わりではありません。
居心地の良い庭を維持していくためには、年々成長していく植物の手入れは欠かせません。
水遣り、消毒、剪定等、植物の状態、時期に応じて手を入れる必要があります。
例えば、樹木の枝が伸び過ぎて混みあってくると風通しが悪くなり、病気を発生しやすくなります。
時にはプロに依頼することで、樹形を整えてもらうことも大事です。
良く手入れされ、年月を経た庭にはそれなりの風格が出てきますよ。
取材協力:株式会社キリガヤガーデン事業部
https://www.kirigaya.jp/gallery_cat/niwa/