三浦半島西岸の小高い丘の上。
地形的にも相模湾、伊豆半島、そして富士山を望むことできる「富士山と相模湾を切り取る家」。
職人による手仕事に関心を持たれ、伝統工法を得意とするホームビルダーを求めていたSさんは、神奈川エコハウスでの家づくりを進めることに。周囲の環境を十二分に配慮した設計、自然エネルギーの最大活用を目指した住まいとなりました。
- DATA
神奈川県横須賀市S邸
敷地面積/277.60㎡〔83.9坪〕
延床面積/135.80㎡〔41.0坪〕
1階 67.90㎡〔20.5坪〕
2階 67.90㎡〔20.5坪〕)
用途地域/第一種低層住居専用地域
構造/木造軸組工法2階建て
間取り/3LDK+LOFT
設計・施工/神奈川エコハウス株式会社
家族構成/2人
■ MATERIAL
[外部仕上げ]
屋根/カラーステンレス鋼板平葺き 軒天井/杉板化粧野地
外壁/火山灰シラス塗り壁(そとん壁)
[内部仕上げ]
天井/桧板張り、サツマ葦合板張り、環境壁紙貼り、杉ムクパネル現し
壁/漆喰塗り、珪藻土塗り、環境壁紙貼り
床/床暖用無垢フローリング:厚15㎜(タモ)、無垢フローリング:厚15㎜(タモ/桧/カバザクラ)
■ BUILDER‘S NOTE(ビルダーからのコメント)
地球規模の歴史観や自然観をお持ちのお施主様は、職人による手仕事の継承等にも問題意識が高く、伝統工法を得意とする設計事務所や、自然志向の住宅をつくる長野県の住宅会社も見て回られたのですが、最終的に当社を気に入ってくださり、家づくりを進めることになりました。
敷地は海辺から少し上った西下がりの台地で、相模湾、伊豆半島、そして富士山を望むことができます。当初はより眺望の期待できる2階にリビングを設けるつもりでしたが、長閑な場所にもかかわらず準防火地域ということで、2階は窓が全開できないどころか網入りガラスになってしまうことが判明。そこでリビングを1階にした上で、延焼ラインを避ける絶妙な位置にメインの開口部を設けました。また自然エネルギーの最大活用を目指して、太陽光発電パネルと太陽熱温水器を搭載。発電効率を考えて屋根をいつもより急な5寸勾配に設定したため、建物はかなり背の高い印象になりましたが、素材、仕様など細部のこだわりにも注目です。
取材協力:神奈川エコハウス株式会社
〒251-0044 神奈川県藤沢市辻堂太平台2-11-5
TEL:0466-33-5311 FAX: 0466−33−5729
フリーダイヤル0120-28-0054 TEL:0466-33-5311
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