お話:(株)一宮不動産 代表取締役 勝又泰雄さん
東京オリンピックによって、多くのかたが一宮町の良さに気づきました。サーフィンができて都会にも近いのは世界的に見ても価値が高い。
2019年からのコロナ感染拡大で需要は下がるかと思いましたがプラスに転じました。2011年の震災で底を打っていたのが少し持ち直してきてオリンピックが重なりましたから、不動産価格は上がってきました。取引は少し落ち着いた感触ですが、需要はまだまだあると感じます。
経済的に余裕のあるお客様の関心が増えています。少し広めの土地を取得してそこに資金を投じていいものをつくりたい。やはりいい場所は限られているので場所によって海のそばでは価格は1億円も普通です。
一宮ではもう坪単価で25万円以上します。以前は10万円くらいでしたから倍以上です。そういうかたがたは趣味の一つで別荘としても使いたいので海に近い方が価格は高いです。
この傾向は徐々に顕著になっています。
年齢層は高いほうですが、中には30歳前後で年収1千万以上、IT関連で成功されたかたも多くいらっしゃいます。車を見るとわかりやすいですが、東京や横浜からのかたが多くマセラッティは1日に何台も見ますもの(笑)。相変わらずサーファーは多いです。100坪くらいが平均的ですから土地価格が3000万円、建物が坪単価100万円で3000万円、そうするとどうしても総額6000万円になり、場所によってはそれ以上です。
サイディングや吹き付け、塩害がありますからガルバリウムも風邪にも強く軽いので多用しています。
弊社は一宮町が中心ですが南はいすみ市から勝浦くらいまでです。コアなサーファーのお客様はそちらの方が更に安いですから人気です。今は物件が少ないですからあれば高くなります。今後は行政でも開発をしていくようになると思います。
2020東京オリンピックによって、多くの方が一宮町(サーフィン大会の会場となった)の良さに気づいたのでしょう。サーフィンのできる町で都会(東京)にも近い、そんな条件は世界的に見てもかなり安いそうなのです。大げさにいえば10倍以上の価値があるのかもしれないといいます。海外で暮らしていた方でサーフィンの良さを知ってる方にはそういうことが理解できるのですね。また昔サーフィンをやった経験があり癒しの目的で家を建てたい、そんなかたが多いように感じます。
これからも土地は上がっていくと思われます。外から来る方は安いと感じますがここには大企業がないから年収格差もあり、地元では手の届かないところになりはじめています。世界の投資家とサーフィンの魅力がわかる方は買いに来るのではないでしょうか。
一宮は歴史もあり文化的な価値もある町ですからもっとこの魅力をアピールしていく必要があります。サーフィンはできるしゴルフ、釣りもできる。自然が豊かで食べ物が豊富で美味しいところですから。