東京近郊の移住を希望するかたの最大の課題は、【仕事】。その次に大切なことは【住まい探し】です。賃貸住宅や注文住宅、土地探し、リノベーションなど選択肢がたくさんあって戸惑っているかたも多いと思います。やるべきことは何か? そうだったのか! など無駄な時間や後悔のないように、スタートから引越しまでのチャートを大公開。
❶賃貸でも不動産取得でも一番大切なことは【資金計画】です。とくに不動産を取得することは、車や洋服を買うのとは次元の違う社会的責任も含まれています。綿密な計画づくりは住宅会社と相談することをお勧めします
❷【建売住宅】とはカタログ製品であり、設計プランや土地を含む価格、仕様までセットで販売されるものです。注文住宅と比較してけっして格下というわけではなく、土地探し、検討、建設にかかる時間は短く価格も安く、資産価値としての再販においても評価は高いです。反面、間取りや仕様などの自由度は小さくなります。販売情報はチラシなどの地域限定的なことが多いためアンテナを張っておく必要もあります
❸【注文住宅】の大きな特徴は飼い主の生活スタイルに合わせた自由な設計、使用が可能なことです。買主の満足度、街中でのアピール度は格別です。通常は土地探しから始まり、住宅会社の選定、プラン計画、建設の過程を確認するなど、建売住宅と比べて費用と時間がかかりますが、その達成満足度はドラマチックでもあります
❹買主の条件によっては、場所、環境の良さや、建物躯体の強固さが残る【中古住宅】は、コスト面でとても有利になります。資金に余裕があれば【リノベーション】で注文住宅と同等レベルの自由度も生まれます。リノベを得意とする工務店も近年では増えています
❺「家の価値はどんな家を建てるかよりもどこに建てるかだ」という論もあるほど、土地の重要性は大きいものです。海一望の土地は自然災害を共有せざるを得ないこともあり、がけ崩れなどの災害の危険性がある場所、地盤の弱い土地、高台の土地は老後生活で苦労することも。そこは工務店や建築家の知見にも頼りたいものです
❻一般的に株式上場企業のハウスメーカーはコスト高でも企業としての安心感があり、地域の工務店は気候風土の地域性を熟知しており、自由度の高い対応力などが特徴です。建てた後のアフターケア、親密度、信頼性はとても重要です。第三者による評価、評判も参考にしたいものです
❼土地が決まり建設会社の選定も終わると、以降のスケジュール、支払い計画などの重要な段取りは、建主、買主両者の協議、契約によって異なりますので、確認が必要です。ここでは一般的な流れを掲載しています