はじめての[海そば移住] 千葉一宮*菅野寿幸さんご家族
取材協力:つるおか工務店
千葉県出身の菅野さんと横浜出身の奥様を結びつけたものはボディーボードだった。南房総館山の海で知り合ったお二人は、海が大好きなご夫婦だ。結婚後は川崎市に住んでいたが、お子さまの健やかな成長とマリンスポーツの魅力も手伝って千葉移住を決めたそう。
なかでも上総一ノ宮駅は外房線の始発がある駅。ご主人の勤務地津田沼までもそれほど遠くはない。奥様は医療関係の専門職だから移住先で働き口は探せる。こうした幸運な条件が一宮移住を決めた大きな要因になった。
ご存知の通り、一宮海岸は2020年東京五輪のサーフィン大会の会場となることもあり、都会からの若い世代の流入が進んでいる。波乗り道路といわれる幹線道路の両側にはサーフショップ、レストラン、カフェが建ち並び、湘南に引けを取らない規模のサーフタウンが形成されている。
さて、菅野さんの住まいは一宮駅から徒歩圏内。それでも土地価格は東京や湘南から見れば想像以上に手に入れやすい。形のいい大きな土地に、地元をよく知るつるおか工務店から勧めで平屋を計画した。アーリーアメリカンのサーファーズハウスはつるおか工務店のフラッグシップだ。大きな敷地にダイナミックな住まいを建てる、これが千葉移住の魅力の一つだ。
「都会は便利でその良さはあるけれど、人が多くて疲れます(笑)。たぶん昔通った館山の空気感に憧れがあったのかもしれませんね。ゆっくりとしたスピードでリラックスできます。子供達も都会ではイライラしていた時期もありましたが、今ではすっかり安定して元気に育っています」
上総一ノ宮駅からの始発電車には、真っ黒く日焼けした通勤の常連メンバーが乗っていると聞く。なんとも楽しい光景だ。
取材・撮影*ワイズオフィス