憧れはあってもなかなか移住する勇気が持てないそんな皆さまへ。ここ千葉フォルニアの良さをたっぷりお伝えしていきます。
都会から田舎暮らしへ
千葉県一宮町へ住んでからちょうど半年になる。自分が思っていた以上に素晴らしい毎日を過ごしている。嘘じゃない。こういったバイザシー的な雑誌は、綺麗な雰囲気だけ見せて、実際は色々と不便で大変なんじゃないのか、と思っている人はたくさんいるだろう。
実際に私たち夫婦もそっち側の人間だった。あくまで千葉は週末に海で波乗りしたり、余暇を過ごす場所と考えていたので、移住するなど全く考えていなかったのである。
私は東京の文京区で育ち、20代の頃、海辺暮らしに憧れ、神奈川県辻堂で暮らしていたことがあるが、それも25年以上も前の話だ。若い頃は、東京で遊ぶことが断然楽しかった。その後、赤坂、麻布十番、広尾で20年間過ごした。早朝に犬を連れてカフェでラテを飲み、有栖川公園で散歩をし、その後、仕事へ行くという日課。夜遅くまで飲んでもタクシーですぐに帰宅できる。そんな港区女子をやっていたのだが、6年前に結婚し、主人が住んでいる江戸川区へ引っ越すことになる。衝撃的だった。高いビルがなく青空が広い、スーパーがやたらあり、しかも野菜が安い。しかし、カフェがない、都心へのアクセスが悪いなど、生活に慣れるまで少し戸惑ったが、住めば都、公園もたくさんありのんびりできる場所だ。
港区から江戸川へ引っ越すときに、周りから大丈夫??と心配されたが、今回の千葉移住に関しては、それ以上に心配された。湘南に住むと言えば、心配されるよりも羨ましがられたかもしれない。そう考えると千葉のイメージはまだまだ良くないのだろう。
自然を堪能できるキャンプが
2020年の夏に家族でキャンプを始めた。きっかけはワンコ3匹と週末を楽しむためだ。家族で海辺や湖、川辺、など色々なところへ出かけた。自然の中で過ごすのはとても楽しかったが、想像以上に体力を使う。テントを張ったり、しまったり、食事の準備や片付け、風が吹いてテントが吹き飛ばされないか、ゆっくりと寝れず睡眠不足になったり。「ここに家があったら最高なのにね」とキャンプをするたびに主人に話すほど。
当時私たち家族が住んでいたのは、1LDKのマンション。ワンコ3匹飼っていたので、少し狭く感じていた。ワンコを溺愛していた主人は、大きなお庭がある家に越して、ワンコたちを思いっきり走り回れらせたいなと、よく口にするようになった。
土地探しは焦ってはいけない
千葉移住を考えたのは、知人があるプロジェクトを持ちかけてくれたのだ。その土地は森に囲まれた自然豊かな場所で、小鳥の囀りがまた心地よく、私たちはとても気に入り移住を決心。しかしプロジェクトは途中で頓挫‥、移住のワクワク感は一気になくなり、やっぱり東京で暮らそうか。。。と数ヶ月悩んだ。そんなときに、友人から、もっといいところがあるから見ておいでよと言われ、実際に見に行ったのが、現在住んでいる土地だ。当初のプロジェクトの土地よりもはるかに安い価格帯、素晴らしい広大な景色が望める景観、周りも洋風に建築された可愛らしい家が多く、全てが最高だったのだ。
そう、土地探しは、焦ってはいけない。じっくりと探せば、最高の場所に出会えるのである。
工務店探しで大事なのは センスと人柄
土地を見つけたのが2022年の2月。売買はスムーズに進み、その後ネットで工務店を検索し、たくさんの資料を取り寄せた。その中で一際目立っていたのがつるおか工務店さんだ。小学生が書いたかのような文字が写真の横に書かれていた。〇〇邸 新築物件など。今時、小学生の学級新聞でも手書きはないだろう。しかもマジックで殴り書き(笑)。印刷もあまり綺麗ではなく、不安もあったが、なぜか学級新聞のつるおかさんが気になり、御宿台にある物件を何軒か見ることになった。建築中の家の中へ入った瞬間、衝撃的だった。思わず素敵!!という言葉が出た。私は仕事で海外へ行くことが多く、多くのセレブのお宅などを見てきているので、家に関してはかなり目がこえている。学級新聞の人がこれ建てたの??と驚くのと同時に、家の作りに大絶賛! まさに海外のセレブのような家だったのだ。カリフォルニアだったらマリブ、ハワイだったらカハラに建てられているような物件。イビサ島の住宅をイメージした南欧風の作りだ。つるおかさんはイビサ島が大好きで、毎年訪れ、スペインの建築を研究し、学び、実際に日本の風土に合うように建てているのである。南欧風の他にアメリカンな家も拝見したが、アメリカン風ではなく、まさにアメリカな家を建てているのである。配管や、洗面台、そういった細かい部分もこだわりがあるのだ。
私は中途半端な家、いわゆる〇〇風というのが好きではない。この部分だけハワイっぽいとか、この窓だけカリフォルニア風とか。まして、建売住宅は全く興味がない。同じような家に住むなんて、マンションと大して変わらない。どうせ家を建てるなら、自分のセンス、こだわりを入れた方のが、いいに決まっている。
幸せ度が日に日にアップする ビーチライフ
2022年7月に着工が始まり、12月に移住。海辺での新しい生活がスタートした。家に入った瞬間、大はしゃぎで走り回るワンコたちを見て、私たち夫婦は心から移住して良かったと実感。
これから家を建てることを考えている人に言いたい。ネットやカタログだけで判断しない方が良い。自分の理想の家を建てるためには、何度もやり取りをしなければならない、センスはもちろん、人柄も大事である。そう、この千葉に対してもイメージだけで判断してはいけない。直接千葉ビーチタウンに来て、肌で感じてほしい。センスの良い家が立ち並び、海外にいるような雰囲気を味わえる。実際に住んでいる私たちが大満喫しているのだ。自分の家だけでなく、やはり周りの景観は大切だ。わんこと近所を散歩していても、とても気持ちがいい。都心の高級住宅街ももちろん素敵だが、どこか冷たい雰囲気が漂う。それに比べてここは圧倒的にあたたかい雰囲気なのだ。人とすれ違えば必ずにこやかに挨拶をしてくれる。そう、まるでハワイみたいなのだ。気持ちのいい景観の上に心まであたたかくさせてくれるのである。
仮にこの家を都内に建てていたら、これだけの景観はなく、気持ちよさもなく、全く違う住まいになっていただろう。
都内へ電車で1時間、土地の価格、人の温かさ、全てにおいて考えても、この場所を選んで正解だったし、全てにおいてパーフェクトな毎日だ。
最近よくする夫婦の会話だが、「私たち、もしかして死んでいるのかもしれない。だって毎日が天国にいるかのように楽しくて幸せすぎる」。。。←これホントです笑
【MAKO プロフィール】
1969年愛知県名古屋市で当時プロ野球選手として活躍していた父とモデル業をしていた母親の間に生まれる。学校を卒業し、当時趣味だったサーフィンの雑誌へ就職し編集者として働く。その後、Fine 編集部に入社し、ファッション、サーフィン、表紙など担当。30歳でギャルのお姉さん雑誌BLENDAを編集長として創刊。その後、エイジレスマガジンGLITTERを編集長として創刊させ20万部以上を売り上げカリスマ編集長として話題に。40代で大手アパレル会社の社長顧問やPRなどを経験し、現在はフリーランスとしてライター、書道アーティスト、スピリチュアルリストとして幅広く活躍中。