海と馬と、心を解き放つ場所、一宮で「馬と生きる」新しい文化を 。
海辺で、馬と生きる。
インスタグラムで彼女の投稿を見た瞬間、心をつかまれた。
馬を通して自然や動物とまっすぐに向き合い、
その想いを飾らずに言葉にしている姿に、
羨ましさと、熱い共感を覚えた。
「一宮で、馬と生きる」という選択。
そこには、誰もが忘れかけていた“本来の人間らしさ”がある気がした。
実は私自身、海辺で馬に乗るのがずっと夢だった。
20代の頃には、サーフボードを抱えて馬にまたがり、
そのまま波に乗れたら——なんてマウイ島の空想をしていたほど。
そんな“馬と海”の物語を、この町で紡いでいる女性がいる。
「一宮うまの里」代表の大野さやかさん。祖父が創設した「九十九里浜一宮乗馬センター」で幼い頃から馬と共に過ごし、今はその想いを受け継ぎ、新たな“馬の拠点”づくりに挑んでいる。
現在は海沿いにある乗馬センターと連携しながら、乗馬体験や馬と過ごす1日プランの提供、未調教馬のトレーニングなど、多彩な活動を展開中。
「馬と人が安心して過ごせる“新天地”を見つけたい」と、一宮の自然や文化を尊重しながら、馬と人が共に生きる場所づくりを進めている。


一宮で「馬と生きる」新しい文化を
九十九里浜の風を受けながら、馬とともに暮らす女性がいる。「一宮うまの里」代表の大野さやかさん。祖父が創設した「九十九里浜一宮乗馬センター」で幼い頃から馬と共に過ごし、今はその想いを受け継ぎ、新たな“馬の拠点”づくりに挑んでいる。現在は海沿いにある乗馬センターと連携しながら、乗馬体験や馬と過ごす1_ _日プランの提供、未調教馬のトレーニングなど、多彩な活動を展開中。「馬と人が安心して過ごせる“新天地” _を見つけたい」と、一宮の自然や文化を尊重しながら、 馬と人が共に生きる場所づくりを進めている。


馬が教えてくれた、「自分を取り戻す」ということ
精神的に苦しかった時期、彼女を救ってくれたのも馬だった。「馬は言葉がなくても、私の呼吸や心の変化を感じ取ってくれるんです。信頼が生まれる瞬間は、胸が熱くなります。」砂浜を馬と駆け抜けると、海の風がたてがみを揺らし、「自然の一部になった」と感じるという。一宮の海と緑に包まれた暮らしの中で、「私は私のままでいい」と思えるようになった。海の音や田んぼの景色、夕陽、そして馬の温もり——そのすべてが、彼女の心をやさしく解きほぐしてくれる。

馬と共に歩み、地域と繋がる未来へ
一宮は、祖父が50年前に馬の文化を根付かせた土地。「この町で“馬と生きる文化”を次の世代へ繋ぐことが恩返しです。」大野さんは今、新たな「馬の里」を創る計画を進めている。そこでは乗馬レッスンやホースセラピー、海辺や街中での外乗トレッキング、馬と過ごすリトリート、子どもたちの居場所づくりなど、人と馬と地域が循環する温かな世界を目指す。「馬は服従させるものではなく、心で対話するパートナー。人が自分を整えるほど、馬も応えてくれます。」

『By the Sea』読者のみなさまへ
便利さよりも、心の豊かさを大切にしたい。そんな人にこそ、馬や海と過ごす時間を体験してほしい。自然の中でふっと力が抜け、自分を取り戻せる瞬間がきっとある。「迷っている人がいたら、この町の風を感じに来てほしいです」
取材協力:一宮うまの里 (九十九里浜一宮乗馬センター内)
撮影:山下祐馬 yuma1983

【MAKO プロフィール】海辺の町・一宮を拠点に活動するフラワー&書道アーティスト。庭で育てた植物を丁寧にドライにし、自然の息づかいを感じるリースやアートを制作。書道では、言葉に宿る“気”や“祈り”を形にし、空間に穏やかなエネルギーを届けている。ファッション誌『BLENDA』『GLITTER』の編集長を歴任し、現在は自然とアートを結ぶクリエイターとして活動中。「花と書を通して、暮らしの中にやすらぎと豊かさを」をテーマに表現を続けている。







