
暑い夏には外気熱を取り込まず、寒い冬には屋内の熱を逃がさないこと。日本でも近年実感する地球温暖化による変化に、政府のエネルギー政策もあいまって「エアコンや暖房に頼りすぎない省エネルギー住宅」は必須とされ、住宅に気密性や断熱性などの性能がかつてないほど注目されています。





「HEAT 20 G2グレードの断熱Ua値0.41はじつは世界の平均的数値です」と話すトコロ建業代表の處雅博さん。10年以上も前に建てたお家の「玄関が寒い」という施主の声をヒントに「高性能住宅」を強力に推し進めてきた。2021年から実質的に標準施工を始めてからすでに30棟が完成、引き渡しを終えています。
S様邸の奥様はとくに寒さが苦手で冬には手足のしもやけに悩まされていたそう。トコロ建業がご姉弟お住まいを手がけていて快適さを実感していたと話します。「冬も夏も快適に過ごせる家にしてほしい」は切実な願いでした。
1階のリビングダイニングはおよそ30畳もの広さ。しかも大きな吹き抜けを設けているからミニホール並みの大空間となっています。延べ床面積は50坪近くあり、室内の各部屋は広々としていて、なおかつ収納が多い。お母様もご一緒に住まわれるため適度なプライバシーを保ちつつ1階はご家族みんながゆったりと過ごせる大きなスペースが魅力。
ただ、この広さでは冬はちょっと寒いのでないかという予想は完全に打ち砕かれます。気密性能を示すC値0.1 断熱性能はUa値0.41 の実力です。
「冬は20度、夏でも25度を保つ室内温度。エアコンは冬は1階の20畳用を、夏には2階の10畳用エアコンで過ごせると話します。
高性能住宅には大きく3つの要素がある。
断熱性能、気密性能に加えて大切な換気機能だ。断熱い、気密を強化するとマホー瓶のように室内を密閉することでカビが発生しやすくなるため、しっかりと換気を行うことが重要。この3つの要素によって結露のない室内が担保されるのです。トコロ建業ではお引き渡し後の点検として1年、3年実施しているが現在までにカビの発生は皆無だという。
現在の社屋TOKORORAB(トコロラボ)ではデータを蓄積してその快適性能を実際に体感できるが、データを蓄積して現在のG2レベルを数年後にはG2.5レベルまで引き上げたいと社長は意気込んでいます。

DATA
千葉県一宮町S様邸
■敷地面積/323.84㎡(97.96坪)
延床面積/151.68㎡(45.88坪)
1階/103.58㎡(31.33坪)
2階/48.10㎡(14.55坪)
用途地域/用途地域の指定のない区域
構造/木造2階建て
間取り/4LDK+納戸2
設計・施工/(有)トコロ建業
家族構成/4人(子ども1人)
■MATERIAL
◎外部仕上げ
屋根/ガルバリウム鋼板
外壁/フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板
◎内部仕上げ
床材/特殊加工化粧シート
天井/ クロス
壁/クロス







