以前から奥様がずっと憧れのまなざしで眺めていたという葉山のA邸。
縁あってバウムスタンフが手がけたことを知り、土地探しの前からビルダーを決定したほどの入れ込みよう。のちに拝見することができたA邸土間のスタイルにもパッと好感を抱いたそう。
スノーボードやマリンスポーツを楽しむご夫婦は、家づくりの中で、道具の調整や片付けなど土間が果たす役割をとても重要視していました。2階リビングは勾配天井を利用した大空間のリビング&ダイニング。木に包まれ、軽快でリラックスできる憧れの北米スタイルの完成です。
❶鎌倉の開発地の一番奥、緑豊かな山を背景にしたT邸。レッドシダーの縦張りにモルタル外壁を併用してすっきりとしたコンビネーション。まだ若い米杉もすぐに経年変化で深みを増してくることでしょう。
❷玄関の土間はとても広い空間です。レジャー用品を整理したり、旅の準備を整えるには便利な空間だそう。正面がサーフボードやスノーボード、シューズ類を収納するクロークの扉。
❸ネイリストである奥様がネイルコーナーとして使用している土間の前にある部屋。多目的に使える曖昧な空間でもあります。
❹寝室の床や壁は幅広の無垢材や自然素材を採用して健康的な空間にこだわりました。
❺写真奥の玄関から土間、クロークを通過して洗面コーナーまで一直線に配置、使い勝手が良いレイアウトですね。
❻バスルーム、トイレ、ランドリーコーナーをまとめて動線をスムースに確保。お風呂は外部からも入れるから海上がりもすぐに直行できます。
❼2階をリビング&ダイニングとすると大きな勾配天井が可能になってロフトを備えた大空間が完成します。ツーバイフォー工法を採用したバウムスタンフらしいダイナミックな設計。勾配天井には美しい無垢材を貼り、壁はドライウォール(調湿効果などの効果あり)で仕上げる北米スタイルを実現しています。
❽キッチンの反対側には奥様がとくにこだわった小さくて可愛いタイルをちりばめたニッチを設置しています。
❾リビングの一角に小上がりの畳コーナーを設置。人に優しい畳があればご家族がほっとする嬉しい空間が生まれますよね。
施主(主婦・田中亜寿美さん):木の家についての想いとは、、、?
私は木が好きで、上の子がまだ小さい頃は、四谷にある「東京おもちゃ美術館」で遊ばせることも多かったですね。親子で木の香りに包まれて遊ぶことができるのです。木育ひろばでは靴を脱いで遊べます。この家も冬も夏も裸足でさらっとして気持ちいい。天井と床、木の連続が一体感があって気持ちいいですね。