深呼吸したくなるほどの木の香りと温かみが広がる住まい
2011年の未曾有の大震災以来、多くの日本人が住宅を語る上でもっとも関心の高い事は「地震に強い安心な構造」だろう。いつ襲ってくるか分からない地震に対して万全に近い準備ができていることで、平時の暮らしにも余裕が生まれる。
転勤の多い施主のW様ご夫婦が逗子に居を構えたのは、2年間住んで海や自然の多い環境にすっかり馴染んでしまったから。
家を建てる決断は震災の後だったこともあり、やはり一番の条件は「丈夫である事」。そして訪れたのがJR東逗子駅前にある「キリガヤ湘南モデルハウス」。ここで体験した木のぬくもり感や香り、そして安全だけでなく仕切りの少ない大空間。日々の暮らしは楽しむためにあるのだから、リビングダイニングを中心とした自由な設計が可能になる「SE構法」にも注目したと話す。
強固な構造を特長とするSE構法によって奥様の「リビングダイニングを広く、アイランド型のオープンキッチンを希望」したことがなんなく実現。リビング横にはゲストルームにも使え、日々の生活でも重宝する一段高い和室があり2階全体を生活の場として有効活用しているご様子。施主のライフスタイルをしっかり考慮した設計にも納得できる。
「主婦は台所に立つ時間が長いし、ほぼ家の真ん中で作業をするから気持ちがいいし、なにより生活しやすい家です」と大満足のご様子でした。
INFORMATION
敷地面積/100.12 ㎡
延床面積/97.62㎡
1階/50.05㎡
2階/47.57㎡
用途地域/第一種低層住居専用地域
構造/木造(SE構法)
建ぺい率/50%
容積率/ 100%
間取り/2LDK+ビルトインガレージ
設計・施工/株式会社キリガヤ
(取材:2012年)