Sさんのご家族は3人、その全員が遊び上手なのかもしれない。
訪れるやガレージ横の草むらからどことなく声がして驚かされた。
長男くんがダンボールで秘密基地を作って遊び場にしていたのだ。
そんな外での遊びも安心していられるのも、このお家が公園の前にあることも精神的に大きなゆとりを作っているからだろう。
さて、そのSさんご夫婦の当初のオーダーは「シンプルモダンで、普通の家ではなくお店のように」。
ピンポンがなってシャッターが上がる(玄関はシャッターの内側)。
2階にはラセン階段で、といった「秘密基地」のような計画だったそうだ。
Sさん曰く「冗談から始まったことがどんどん実現していった」らしい。
トンネルガレージはBMW200iともう1台小さな車を想定していたが、
現実には大きな車を購入して外に置く羽目になったそう。
おかげでそのスペースには大好きなターゲットを眺めて過ごす空間ができた。
さて室内はリビングを2階に配して、ここもアメリカン雑貨のコレクションがガラスの飾り棚を中心にディスプレーされている。
その一角にはホームシアターが配備されてSさんの夜の楽しみの一つになっている。
一方でキッチンの大きなテーブルはしっかりと使いやすさを考慮してしつらえている。
収納も大きい。基本的には比較的小さな三角の土地を非常に有効に利用した成功例といえよう。
家中に遊びが詰まったこれぞホビー住宅。
「ここ1年はアメリカがマイブーム」というSさん、
「飽きがこなくて毎日が愉しい」とはご夫婦共通のご意見です。