街並を見下ろすように鎌倉の丘陵に建つK様邸。恵まれた住環境の中だからこそ自然素材を大切にしたい。そんな想いと、安心の耐震強度をほこる重量木骨のSE構法が施主の充足感を満たしてくれた。
施主のK様ご家族がここに越されてまだ半年余り。しかし玄関に立った瞬間に木の香りがシャワーのように降り懸ってくるのは、そのせいだけではないはず。このふんだんに使用された木材から放たれる木の表情、香りはまちがいなく人を穏やかにしてくれます。
近隣のマンション生活が手狭になったことから、藤沢の街を見下ろす高台に土地を購入。同時に住宅展示場をくまなく訪問したけれど、決め手となったのはこの重量木骨の家とSE構法の高い耐震性からくる安心感でした。とくに東逗子のキリガヤモデルハウスの太く大きな木の梁に一目惚れだったよう。
家族個々のプライベート空間は1階に集約し、2階を家族が集うリビングダイニングとしました。大きな勾配天井の大空間、太い梁。断熱対策をしっかりと施して快適な空間をクリエイトしています。
施主の要望でできるだけ柱を隠さない「現わし(あらわし)」によって木を強調しました。リビングに続くウッドデッキからは遠く西方向に大きな富士山が望め、眼前は竹林で鎌倉らしい環境が完璧です。
高低差をうまく利用した階段下収納など、キリガヤ独特のスキップフロアがここでも効果的に生活空間を演出しています。2階下1階のウッドデッキはおよそ4メートル四方もあり子どもたちならサッカーができるほどの広さ。
自然環境に恵まれた鎌倉の住まいには、人に優しい木の家、耐震構造が確かなSE構法を採用したキリガヤのポリシーが圧倒的な充足感を演出するのです。
(取材:2012年)