理想は茅ヶ崎にふさわしい、人を呼べる家をつくりたかったのです。
「いつかは海のそばに住みたいねと話していました」と奥様。
ご夫婦は9年前に茅ヶ崎に賃貸で住みはじめた。静岡県や横浜など各地に移り住んできたから、湘南に住みはじめたことはとくに「移住」という感じはしないと振り返ります。
家を建てることを考えはじめたきっかけは、茅ケ崎に住みはじめて奥様が始めたサーフィンでした。波乗り仲間と過ごす時間、次第に知り合いも増えていき茅ヶ崎の生活はしっかりと根付いていきます。
お友達の家に遊びに行くことも増えると「家を建てるなら、人を呼べる家をつくりたい」と強く思うようになっていた。奥様の家づくり計画は、土地を見つけることから住宅会社選びまで、バイタリティにあふれスピーディーに進んでいった。
人が集まる理想的な家づくりでは、ベランダ(ウッドデッキ)があることや大きな空間と開放感、できるだけ自然材料を使う。そんな条件を示して工務店バウムスタンフと何度も検討を重ねてきたことも今では懐かしいと話します。
「湘南の北京」とジョークが飛ぶほど自転車が多い街、茅ケ崎。JRの南側、海から近いこの街の人々はいつも平和そうにサザンのメロディを鼻歌にのせて走っているようです。
Y様邸は真っ青な空に向かって伸びていくように気持ち良く、おしゃれな外壁レッドシダー盾張りの家。湘南に最もふさわしい木の家を盛りたてるようなシンボルツリーの庭も微笑ましい。
1階には歯科医であるご主人が近い将来開業できるようにと医療ゾーンと駐車スペースがある。一方居住ゾーンには大きなシューズクロークとサーフボードが数本ストックできるほどの広い玄関土間を確保しています。
土間のスケルトン階段の先は2階居住スペース。住宅が密集する茅ヶ崎の住宅街ではリビングを日当たりの良い2階に配置するケースが多く見られる。勾配天井を利用した大きなリビングダイニングとアウトドアリビングとなる広いウッドデッキ。家族やゲストが集まるのはこの2つのスペースになります。
海のそば、平和で穏やかな茅ヶ崎の暮らしには、家族はもちろん友達が集まる「円(まどか)」な空間が自然にでき上がっていくようです。家族が笑い、食事をして、日々の出来事や夢を語る空間。
「この家は『CJ御殿』なんです」と話す。家ができてから飼いはじめた愛犬フレンチブルドック『CJ』のこと。ご夫婦と12歳と10歳のお子さま、家族みんなが愛する『CJ』が円の中心にいる。
「この家を建て、『CJ』が来てから家族の関係がさらに良くなりました」というご主人。医療現場は埼玉県にあるけれど、最近はもっぱら茅ヶ崎にいる時間が増えたようです。
· 神奈川県茅ヶ崎市Y様邸
· 敷地面積/167.91㎡(50.79坪)
· 建築面積/65.41㎡(19.78坪)
· 延床面積/113.72㎡(34.40坪)
· 1階/65.41㎡(19.78坪)
· 2階/48.42㎡(14.64坪)
· 構造/木造2階建て 4LDK
· 設計・施工/株式会社バウムスタンフ
· 家族構成/4人(子ども2人)
· ◎外部仕上げ
· 屋根/ガルバリウム
· 外壁/米杉(縦貼り)
· ◎内部仕上げ
· 床材/オーク ラスティックグレード
· 壁/ドライウォール+ビニールクロス
· 天井/レッドシダー+ビニールクロス
BUILDER’S NOTE Y様ご家族は、「1度は海のそばに住んでみたい」という軽い気持ちから茅ヶ崎にお引っ越しをされて来ました。ご家族のコミュニティが広がるにつれ茅ヶ崎に根を下ろす事になりました。ご希望は、開放的で家族・友人が集まる家にしたい。玄関土間と吹き抜けとリビング、バルコニーデッキとリビング・ダイニングで個々は分かれながら全部が繋がる開放的な大空間ができました。家ができあがりさらに茅ヶ崎ライフを謳歌されているY様。ご家族の家づくりに携われてとても嬉しく思います。