最近、葉山にはユニークな宿が増えています。
都心から車をちょっと飛ばして約1時間。東京近郊から、葉山は十分な日帰り圏内。しかも江の島や鎌倉に比べたら、不便だし、観光スポットやおしゃれなお店が立ち並ぶ通りがあるわけでもなし。だから、きっと、日帰りで十分・・・と、思ったら大間違い。
これからの季節は特に、晴れた日の夕方には息を飲むような夕焼けが広がるし、澄んだ夜空を星が埋め尽くす。明け方の空気には、少し湿気を帯びた落ち葉と土の甘い匂いが含まれていて、散歩がてら浜へ出てみれば驚くほど透明な海がある。
日中には、アクティブな方はSUPやカヤックで透明な海を浮かぶ体験を。のんびり過ごしたい方は温かなコーヒーを持って、サクサクと落ち葉を踏みしめて絶景をのぞむトレイルを散歩するのも良い。
そう! 日帰りでは過ごすことができない贅沢な時間が、ゆったりと過ごす葉山にはあるのです。そんな滞在にお勧めなのが、さえぎるものなく真名瀬漁港から富士山や江の島をのぞむ「港の灯り(https://minatonoakari.com/)」。古くは漁師小屋として使用されてきた古民家を丁寧に改装して、どこか懐かしい雰囲気と、和朝食が人気の宿。
一方では、葉山近郊で獲れる野菜や魚介類はもちろん、葉山ローカルが愛してやまないデリや焼きたてのパン、ワインを買い込み、キッチンで簡単なお料理を楽しみつつ滞在ができるヴィラ「The Canvas Hayama Park(https://thecanvashotel.jp/)」。
スタイルに合わせて、贅沢な葉山時間をすごす宿をチョイスしてみましょう。
リポート◎宇式 菜穂子さん
葉山のフィッシュ&チップス専門店・The Gazebo共同オーナー。旅と美味しい物が好き。